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陳情の委員会報告に対し討論しました。

令和5年3月定例会にて上程されました陳情2件について討論しました。 以下、発言内容です。 陳情第50号銚子市議会議員の定数削減を求める陳情について、委員会報告での不採択について、反対の立場から討論させて頂きます。 当市の人口減少は歯止めがかからず毎年約1,200人が減り、令和5年3月1日現在では56,057人となりました。また出生数は昨年157人ととなっており、こちらも減少傾向に陥っています。 一方、市の財政状況は緊急財政対策で効果は上げてはいるものの、新中学校の建設や老朽化したインフラ設備の修繕、また未利用市有施設の解体などで多額の支出が予想され、依然厳しい状況が続きます。 洋上風力発電事業で経済効果の兆しはあるものの、市の財源となるのは少し先となります。 その間、物価高騰を受け生活を削りながら過ごしている市民の暮らしを思いますと我々議員自らが襟を正し、市政に対し身を切る改革が必要と考えます。そこで議員定数を2人削減し16人にすることは、然るべき措置と考え、陳情第50号の議員定数削減について賛成の意思を表明し、委員会報告である不採択について反対致します。 次に、陳情51号銚子市消防団条例一部改正に関する陳情について委員会報告の趣旨採択に反対の立場で討論させて頂きます。 この陳情では、1職務に関し、金品の寄贈、供与若しくは接待を受け、又はこれらを請求しないこと。2消防団又は消防団名義で、みだりに寄附金を募り、又営利行為をし、若しくは義務の負担となるような行為をしないこと。という2つの文面を銚子市消防団条例に追記することを要望しているわけですが、 日々、火災及び自然災害に備えている消防団員の苦労を考えると、このような要望は私にはまったく理解できません。 私自身も消防団活動を10年以上経験しましたし、また消防団を支える町内会の会長の立場でもある身として、地元の安全安心の担い手である消防団の存在は尊敬と感謝でしかありません。 その消防団を維持していくためには運営経費は必要不可欠であり、その負担は地元住民がするべきと考えます。また、近年は団員の確保もままならず20年以上消防団活動している市民も多くいます。 そのような中、この陳情が採択され条例に追記されてしまいますと、ますます新入団員の確保や消防団の維持が難しくなると考えますので、陳情第51号につきましては『不採択』の意思を表明し、委員会報告である趣旨採択につきましては反対とさせて頂きます。